心地よい庭とくらす ①雑木の庭:庭・ガーデニング・植木の造園業者紹介サイト お庭の匠 

お庭の匠一覧へ
ギャラリー一覧へ
トップ >> お庭造りの豆知識 >>心地よい庭とくらす ①雑木の庭
 

心地よい庭とくらす ①雑木の庭

<木々で季節感を演出>



 宮崎で「雑木林」と言えば、カシ・シイ・タブなどの照葉樹林をイメージされる方が多いと思います。

庭づくりの仕事をしている私達の間では、この辺りの里山でも多く見られるコナラやクヌギなどの落葉樹の林を指すことが多いです。

 
 造園用語で「雑木の庭」と言えば、庭の骨格をコナラ・エゴ・山モミジ・シデなどの落葉樹で構成し、

常緑高木は脇役として使う庭のことです。

 
 まきや炭が燃料として利用されていた頃、東京への供給源は武蔵野の雑木林でした。

日本の四季を描いた日本画家川合玉堂(ぎょくどう)も愛した雑木林の木立感ー。

それがつくり出す空間の面白さを庭に再現しようとして、戦後生まれた新しい形の庭でした。

 
 ひと昔前までの住宅の庭は、庭の奥の方に枝ぶりの見事な木を並べ、

その前に石を組み、立派な仕立物の木をメーンにする、家の中から眺めるための庭が主流。

そこから一歩抜け出し、軽井沢の別荘地のように、落葉樹の木立の中に建物が立っているー。

そんな雰囲気を再現しようとして、飯田十基(じゅうき)などの関東の作庭家たちが作り出したのが

「雑木の庭」の始まりでした。

 
 新芽の芽吹きとともに春を迎え、夏には葉を茂らせて木陰をつくり、

秋には赤や黄色の紅葉、冬には木々が葉を落として家の中まで日が差し込むー。

季節感あふれる「雑木の庭」の魅力にも触れつつ、

少しでも皆さんの庭造りの参考になることをご紹介できればと思っています。



久富作庭事務所  久富正哉  (宮崎県)



ページトップ