心地よい庭とくらす ⑧落葉高木 (上):庭・ガーデニング・植木の造園業者紹介サイト お庭の匠 

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心地よい庭とくらす ⑧落葉高木 (上)

<コナラ上品な野性味> 


 日差しが強く乾燥しやすい宮崎。その気候に適した樹木はどんなものがあるかー。まずは骨格を作る落葉高木からです。落葉高木と言ってまず浮かぶのがブナ科のコナラ。宮崎の里山で見かけるのはよく似たクヌギの林が多いのですが、コナラも数十本の規模なら時折目にすることがあります。高岡町から田野町に抜ける県道沿いには、小さな山ひとつがコナラ林という所があって、中に入るとその木立感に魅了されます。雑木林の雰囲気はこのコナラを数本組み合わせることでつくりやすくなります。

 若木の時は幹肌がつるっとし、成木になると縦方向に筋状の割れ目ができてくるのが特徴。荒々しい幹割れが出るクヌギよりやや優しく、白さもあって上品な野生味を感じる木です。また、低い枝に付いたドングリが緑から茶に変わっていくのを見ながら季節を感じるのも楽しいもの・・・。秋にはドングリ拾いで子供たちにも人気です。

 4月下旬ころからは、下向きに鈴のような真白い花をつけるエゴノキ。濃い茶色の木肌はつやがあって美しいのですが、土の条件が難しく成長に少しムラが出るようです。里山沿いのやや日陰になった道路に小さい白い花がいっぱい落ちていたら、近くにエゴノキがあります。一面雲が降ったようにも見えきれいです。

 9月の終わりごろ、剪定(せんてい)に伺うお宅では、毎年野鳥のヤマガラがその実をくわえて安全な場所まで運ぶ姿に出会います。結構うまく割るのにはいつも感心します。

久富作庭事務所  久富正哉  (宮崎県)

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