心地よい庭とくらす ⑮下草 (上):庭・ガーデニング・植木の造園業者紹介サイト お庭の匠 

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心地よい庭とくらす ⑮下草 (上)

<季節の訪れを感じる>



 散策の道に沿って山野草を植えると、庭を歩くのが楽しくなります。慌ただしい日々、ふと庭に出ると、いつの間にか季節を迎える準備ができていて、ふくらんだ山野草の新芽に感動を覚えます。

 早春のわが家で、一番楽しみなのがヤブレガサ。春の訪れを、真っ先に教えてくれる下草です。地面から次々に顔をのぞかせるユーモラスな姿を見つけると、かなりうれしいのですが、今年は気付いたら、もうほとんどが傘を開きかけていて、ちょっと残念でした。

 シュンランは、花のように見えるガクが薄緑で目立ちませんが、よく見ると整った美しい顔をしています。高木の根元などに植えると、木と地面とのつながりがしっくりきて、安定感が出ます。

 花の色が豊富なエビネランは、観賞用として鉢植えにすることが多いですが、地植えの方が、本来の美しさを感じられると思います。比較的手に入りやすい白や黄色の花でも、木陰に2、3株あれば、チョウのように華やかな形で、空間を少し豪華に見せてくれます。

 たわんだ細い茎に、葉と鈴状の白い花が並んで付くフイリアマドコロ。白い斑(ふ)の入った葉が、木立の足元で明るさを演出します。花が寺院の軒に下がるホウチャクに似ていることから、その名がついたホウチャクソウ。どちらも高さが20~30㌢になるので、うまく使うと、庭の表情に変化が付きます。

 このほか、アジュガやミヤコワスレなど、春は緑の中に豊かな色彩が加わり、心弾む庭になります。

久富作庭事務所  久富正哉  (宮崎県)




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