心地よい庭でくらす ⑰剪定:庭・ガーデニング・植木の造園業者紹介サイト お庭の匠 

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心地よい庭でくらす ⑰剪定

<全体のバランス大事>



 梅雨が明けると、庭の管理で一番大事な剪定(せんてい)作業が、本格的にスタートします。

 雰囲気がいい庭を作るのも難しいことですが、その雰囲気を10年、20年と維持していくのも、同じくらい難しいことです。大きさの維持を優先して、枝をブツブツ切ったり、刈り込んだりして形を整えると、「雑木の庭」などでは、雰囲気が台無しになってしまいます。心地よい庭空間を長く楽しむためには、樹木が大きくなりすぎるのを抑え、美しさを保つ、的確な剪定が必要です。

 理想的なのは、どこを切ったか分からないけれど、庭がスッキリ明るくなり、木々のバランスが取れて、美しさが戻る剪定。全体のバランスを見ながら、大小の枝を注意深く、細かく切って透かしていきます。切り口もなるべく目立たないように気を使うのですが、なかなか思い通りにはいかず、どこか不満が残ることの繰り返しです。

 伝統的な日本庭園では、夏と冬の選定が欠かせませんが、「雑木の庭」のように自然な形の木を使った庭の場合、年に一度の選定でも、十分雰囲気を保つことは可能です。

 たまに「バッサリ切って」と言われることがありますが、それまで枝を維持していた養分が、今度は切り口から出る新芽に集中するので、かえってたくさんの広い枝が勢いよく出てきてしまいます。これを繰り返すと、収拾がつかなくなるので、切り口の手前に小枝を残し、養分が小枝に行くようにしてください。

 いくらか自然な樹形を保ちやすくなると思います。



久富作庭事務所  久富正哉  (宮崎県)




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