心地よい庭とくらす ㉕光と影:庭・ガーデニング・植木の造園業者紹介サイト お庭の匠 

お庭の匠一覧へ
ギャラリー一覧へ
トップ >> お庭造りの豆知識 >>心地よい庭とくらす ㉕光と影
 

心地よい庭とくらす ㉕光と影

<四季の移ろい身近に>



 雑木の庭に暮らして20年。わが家の庭には、造成団地のあまり広くない敷地に、コナラ・イヌシデ・ヒメシャラなどの高木が植わり、ミツバツツジやアセビ・コマユミなどが寄り添う庭です。

 仕事部屋から見える庭は、4本のコナラがやや右に傾き、間を流れる小さな沢流れでは、木漏れ日がきらめいて、風に小枝が揺れれば木の葉の影が踊り、時の経過と共に少しずつその位置を変えていきます。日が横に傾くと、木立の奥のほうまで明るくなり、午前中とはまた少し違った印象の庭になります。

 秋が深まり落葉が始まれば、日に日に庭が明るくなり、幹やこずえは陽光をいっぱい浴びて、木々を通して見る空の青さが目に染みます。木陰の庭から日差しあふれる庭へ、しっとり美しい日本庭園とはひと味違う、雑木の庭の魅力です。

 冬の早朝、新聞を取りに外に出ると、煌々(こうこう)と冴えわたる月の光に、木立が浮かび上がっていることがあります。コナラの影が下草に映り、ハナミズキの枝先に、明けの明星が輝いていたりすると、寒い早起きも、ちょっといいものだと思えます。日中は今の中ほどまで日が入り、大きな窓の向こうに夕日が沈むまで、部屋は暖かです。

 ホームページでも「雑木の庭に暮らしませんか」とお誘いしていますが、実際にい暮らしてみて、本当にたくさんの楽しい発見があります。移りゆく季節と共に表情を変えていく庭は、毎日眺めていても、いまだに飽きることがありません。



久富作庭事務所  久富正哉  (宮崎県)




ページトップ