絶対不変の真理:庭・ガーデニング・植木の造園業者紹介サイト お庭の匠 

お庭の匠一覧へ
ギャラリー一覧へ
トップ >> さめこめ!鮫島産業女社長のブログ >>絶対不変の真理
 

さめこめ!鮫島産業女社長のブログ

2015/01/17絶対不変の真理

年が明けて気が付けば

もう1月の半分が過ぎてしまった。

このままでいけば、 「もう師走?」 なんてこともあり得るほど

毎日が慌ただしく過ぎている。



昨今のあらゆる方面からの情報の多さには

何を見ても、読んでも、聞いても、興味が沸くばかりで

あれもこれもやろうとしたら、気が散って先に進めない上に

何をやっても、楽しくて飽きることがないから

一日が、あっという間に過ぎ去る。


いのちに限りがあるからこそ、焦るし、慌てるし、辛くて悲しいのに、楽しくてうれしいのだ。


さらにそんな毎日も必ず、夜が来て朝が来て

その間に

朝食べて、昼食べて、3時におやつを食べて、夜食べて、お風呂に入って布団に入らねばならない。


24時間寝ずに食べずに元気でいられ、集中力を保てたら

どんなに仕事や、趣味や、知識を高める充実した時間を過ごすことができるだろうか。


せめてひとつひとつの区切りがついてから

布団に入りたい。

何もしないまま眠くなるのは困るのだ。 (結局それかいっ!)



知人が今

頭で思うこととは裏腹に、体が思うように動けなくなってきている。

寿命の終わりがすぐそこまで来ているのだ。


終の棲家となるホスピスへの選択を決断し

およその治療費その他を確保し、残りの財産については

公証役場と弁護士を呼び遺言状を完成させた。

もう今は

毎日毎日が息をすることで一所懸命なのだ。



彼女は

ベッドの中で天井を見つめながら何を考えているのか。

これから生じるであろう肉体の様々な症状に不安や恐怖を抱いているのだろうか。

過去の思い出をひとつひとつ蘇らせているのだろうか。

そんな過去よりも、すでに先に逝っている家族や友人のことに思いを馳せているのだろうか。



「人生の大則」 という本の第一章にこんな文章がある。


目まぐるしい変化の時代である中、永久に変わらないものなどないと思いがちであるが

絶対不変の真理が厳然としてある。


  ・人は必ず死ぬ。

  ・自分の人生は自分しか生きられない。

  ・人生は一回限りである。

  ・この悠久の宇宙において自分という存在はたった一人しかいない。


過去にも未来にも自分と同じ人間は生まれていないし、これからも生まれてこない。

自分は広大無辺の時空の中で、たったひとつのたった一回しかない命を生きている存在なのである。

 


先日、見舞いに行き

「今どんな気持ち?」 と尋ねてみた。

「これから変化していく症状への不安はあるけれど

亡くなった肉親と会ったり、好きな食べ物の食べている夢ばかりを観るの。

夢の中では自由自在に動けるから、全然苦しくないのよ。」

と静かに語った。



医者から余命宣告を受けてから

身辺整理を気丈にも済ませ、肉体から離れる日を迎え入れる覚悟をもつその素顔には

病に冒されるているとは思えないほどの清々しく美しい微笑みがあった。



誰にでも平等に与えられている不変の真理 「死」 があるからこそ

限りある時間を受け入れ、それまでに何をするかを考え実行し続ける。


「生きる」とは「死」があるから存在する言葉だ。

明日命が終わろうとも 「今を生きる」 ことの大切さを、改めて考えさせられた。

 

 

ページトップ
 前のページへ:若々しく生きる秘訣 次のページへ:幸福の種を蒔く