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さめこめ!鮫島産業女社長のブログ

2015/02/18幸福の種を蒔く

今年の弊社のテーマは 「幸福」 である。


付け加えるとしたら

「幸福とは何か? を掘り下げて、意識し、求めていく。」

という意味を込めている。


先日、 「3つの幸せ」 という話を

「日本を美しくする会」会長の鍵山秀三郎氏から聴いた。


1つ目の幸せは 「もらう幸せ」。

生まれたばかりの赤ちゃんがお腹がすいて大きな声で泣くと、

おかあさんがおっぱいを飲ませてくれます。

赤ちゃんが、お腹が満たされた時に感じる

「してもらう幸せ」です。


2つ目の幸せは 「できる幸せ」。

少し大きくなってから、食べさせてもらっていたご飯を自分の手を使って

ボロボロこぼしながらでも口の中に入れることが出来た時に感じる

「自分ででる幸せ」です。


3つ目の幸せは 「あげる幸せ」。

もっと大きくなって、お母さんから頼まれてお手伝いをした時、

「あ~助かった。ありがとう!」 とお母さんが喜んでいる姿を見た時に感じる

「してあげられる幸せ」です。


この3つ目の幸せがとても大事で、持たないままに一生を過ごす人も多いのです。

さらに鍵山氏は続けます。


「人の喜びを自分の喜びに思う」 ことのできる人は

これからますます運が良くなっていくこと間違いなし。

何故なら、「あげる幸せ」 を持てる人の周りには、同じような幸せを感じる人が集まってきて、

その人々との関わりの中で人生を共に送ることができるようになるからです。



この話を聞いて、弊社社員はどうだろうかと考えてみた。

時には怒られることもあるけれど

お客様に喜んでいただくことをエネルギーに仕事をしている。


お客様やお取引様との関係。

社員同士との関係。

家庭や地域との関係。


もはや彼らは、この善良な人々との関わりを持ち深めていくのは

自分自身だということに気づいているのだ。



そこで今年のテーマを 「幸福」 に決めた。

明治の文豪 幸田露伴が書いた「努力論」に記されている

「幸福3説」 というお話を皆にした。


「幸福3説」 とは


1.惜福(せきふく)

2.分福(ぶんぶく)

3.植福(しょくふく)


惜福(せきふく)とは

自らに与えられた福を使い尽くしてしまわずに天に預けておくこと。

その心がけが、再度運にめぐり合う確率を高くする。

分福(ぶんぶく)とは

幸福を人に分け与えること。

周囲を幸福にすることが、自らの幸福に繋がる。


植福(しょくふく)とは

将来にわたって幸せで有り続けるように、今から幸福の種を蒔いておくこと。

良い種を蒔き続ければ、望ましい未来につなげることができる。



さらに
アランの幸福論 「幸福であるという技術」 の一文を付け加えた。


「人は望まない限り幸福にはなれない。

だから、幸福を欲っしなければならない。

そして、幸福を作り出さなければならない。

幸福であるということは、他者に対する義務でもある。

幸福な人しか愛されないとは言われるけど、

愛されることが、幸福な人に当然与えられるべき報賞である。」



つまりこういうことだ。


人間の大いなる欲望とは

「人を幸せにしようとする。」ことである。

今ある幸せに気づき、感謝し、人のために行動した結果、

人から愛され、求められ、日々が幸福で満たされていくのだ。



これから我々が蒔く種が、10年、20年先のみならず、

幾世代の子孫へ影響を与えることができるよう願いながら

良い仕事をし続けよう。


と伝えた。



今年のテーマとは言ったが、

「昨日よりも今日が幸せ。」と毎日言い続けられるように

いつでも 「今」 を幸福に過ごしていきたいものだ。





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