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さめこめ!鮫島産業女社長のブログ

2015/08/13出会い

偶然の出会いから恋が芽生える。
という経験をした人はどれ程いるだろうか?


ラブストーリーにはいくつもそのような話がある。


号泣してしまうような切ない別れのストーリーから
結婚してハッピーエンドで終わる内容などさまざまだ。


主人公が中年なら
最後はどちらかが不治の病で先に逝き、涙を誘う。
主人公が若者なら
内容も幅広くあるし、どのようにも展開できる「可能性」を多くもつ。
何度でもやり直せるから希望が持てる。 若いっていい!


読者のためにも
だいたいがハッピーエンドや、クライマックスで帳尻が合うようになっている。
でないとまるで
ベートーヴェンのジャジャジャジャ~ンのジャ~ンがないまま演奏が終わったような感じで
気持ちが悪い。


「事実は小説よりも奇なり」
偶然の出会いから恋がはじまる。
そんなものはただの幻想でしかない。


そんな偶然の出会いを経験した特集などを組んでみたら
きっと情熱的な恋など実存しないことが明らかになることだろう。


偶然の出会いといえば
私の実家は東急東横線沿線上にある。
父がまだ生きている頃の事だ。


東横線に乗り込んだ当時70代後半の父は、ある男性から席を譲られた。
その男性は初対面の父に名刺を差し出して
「私は鹿児島から今日来て、今から六本木ヒルズへイベントのために行きます。」 
と話しかけてきたという。


鹿児島と聞いて父は
「娘が鹿児島に住んでいる」と、
しばし鹿児島の話で盛り上がったそうだ。


後日父から受け取ったその名刺を見ると、
その人は鹿児島市内で蕎麦屋を経営していた。


そのうちに
一度食べに行こうと思っていた。


ところが間もなく
友人に誘われてある記念パーティーに参加したその時
参加者のテーブルひとつひとつを回りながら挨拶をしている男性が近づいてきた。
名刺を差し出されて、 あららぁぁ。。。


ここまでくるともう小説の世界である。
それぞれの背景(家族関係、仕事、住んでいる場所、容姿の特徴、年齢や抱えている問題)などを作り上げていけば
結構素敵な恋愛小説が書けそうだ。


しかし、現実はロマンのかけらもない。
私は、テーブルを回ってくる 「妙なおっさん」 を警戒していたのだ。
「妙なおっさん」。。ご想像に任せます。
(負けじと妙なおばさんが言う言葉ではありませんが。。。)


その数日後、
通勤道路で信号待ちをしていた時
となりにバイクが止まったのでチラ見すると、なんと蕎麦を配達途中の当人だった。
(相手は気づいてない。)


その後も、その蕎麦屋は知人の行きつけであることが判明。 
知人は週3回は通っているという。(余程美味しいらしい。)


ここまで「縁」があるならと、友人を誘ってナビを頼りに行ってみたが店は閉まっていた。
休業日ではなく閉店だった。


それっきりの出会いであった。
10年前のことである。


ところで
「人との出会い」 について
先日テレビでお笑い芸人のゴルゴ松本さんの「命の授業」を観て感動した。


漢字の由来を調べて独自の解釈やメッセージを加えたものを
仕事が無い日に
少年院を回りボランティア活動として講話を続けている。

その話の中で少年たちにこんな質問をした。


「ここにいるひとりひとりに挨拶をしてみてごらん。このクラスは何人かな?
皆が100年生きるとしてそれまでに何人の人と挨拶するか数えてごらん?」


数えてみた。
毎日ほとんど同じ人と顔を合わせている。
それ以外は
通勤途中やどこかへ出かけたときに出会う人で人数は変動的だ。
仮に毎日40人に出会っているとしても146万人にしかならない。
その数は地球上の人口約70億人に到底及ばない。
特に家族や友人、職場の人間との関わりは密度が濃い。
つまり、出会うことがとれだけ奇跡的なことだかを彼は少年たちにわかりやすく伝えたのだ。


少年院には
親に育てられた経験がなく親の愛情を知らない少年や
暴力でしか自己表現や感情表現が出来ない少年もいる。
最も近くにいる親を信じられないのは本当に辛いことだ。
でも「出会っている」そのことをよく深く考えなさい。
と松本さんは彼らに投げかけた。

目の前の問題を避けて先の何かに期待を持つことより
身近にある「出会い」の意味を深く考え、目の前の問題を解決していくことが
大事なことなんだ。


この1年ほど月に一度通っている場所がある。
約束の時間が近づいたのでこのブログを終わらせ、車を走らせ目的の場所へ急いだ。
その道中であの蕎麦屋の看板が目に飛び込んできた。
場所もすっかり忘れていたし、何度か通っていたのに今まで全く気が付かなかった。

後でわかったことは
看板に気が付かなかったのではなく
2週間ほど前に営業を再開したということだ。


「出会いを大切に」


近いうちに
その蕎麦を食べに行かねば。
妙なおっさんはいるだろうか。。。


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