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さめこめ!鮫島産業女社長のブログ

2015/10/01さざれ石

幾度も歌ってきた国歌斉唱

「君が代」の歌詞の意味を

理解していなかった。



歌詞のもとになったのは「古今和歌集」

平安時代の女性が男性へ送った恋文「我が君」を

永く日本を守ってきた天皇陛下に「敬意を表す」といった意味で

「君が代」に変えて現在に至るそうだ。



「君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌(いわお)となりて苔(こけ)のむすまで」



小さな「さざれ石」が重なり合い

気が遠くなるほどの年月を重ねて

苔がつくまでいつまでも平和で繁栄しますように

さざれ石ひとつひとつを国民に例えて

ひとりひとりの考えが違っても

それぞれの思いや考えを受け入れながら

ともに理解しあうことが

ぶれない強い国をつくることになり

それが平和につながる


という思いが込められている。



平和を願わない人なんていない。


「賛成」 「反対」を論じる前に

自分がどんな人なのか、何を思っているのか、自分の価値観は何かを

知ることである。


しかし
人は皆それぞれにさまざまな価値観を持ち

多種多様な価値観の中から自分がどう生きたいかを

見つけることは容易ではない。


皆が良いと思うことを

良いと思えないときもある。


でも争わない。


「和をもって尊しとする」


それは犠牲になることでも、自分をなくすということでもない。

まずは相手の言うことを正しく聞く。

ちがうなと思えば

その違いを理解するための努力をする。

そうだなと思えば

今までの自分の価値観をさっさと変えてもよい。


いろいろな価値観をもった人々と

お互いが仲良く生きていけるところをひとつだけでも見いだせた時にこそ

「さざれ石が大きな巌(いわお)」となるのだろう。



今月
高齢化しつつある我社に若い社員が入ってきた。

彼は

「この会社で力になれること、役にたてること、何でもしたい。

身体が丈夫、体を動かし汗をかくのが好き、笑顔が取り柄です。」

と元気に話す。


生きてきた時代も環境も違う世代がいよいよ複雑に混じり合う時となった。


お互いを理解し合い認め合いながら切磋琢磨して

苔のむすまで永く続く会社にしていきたいと

心より願う。


期待してるよ。

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