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さめこめ!鮫島産業女社長のブログ

2021/06/21帝国ホテルの不思議

「帝国ホテルの不思議」という本がある。

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私は「老舗」という言葉が好きだ。


老舗とは、

「数代続いて繁盛し信用のある有名な店」のことを言う。

そして、世界に類を見ないほど日本にはたくさん存在している。


去年、創業130周年を迎えた「帝国ホテル」もその一つだ。


帝国ホテルには「さすが帝国ホテル委員会」という課があり、

スタッフは、顧客第一主義を徹底している。


そこにたどり着くまでに幾つかの試練があった。


帝国ホテルの本館として建てられた「ライト館」の開業日に

「関東大震災」が起こり、

創業120周年を迎えた翌年2011年3月に

「東北大震災」の発生。


関東大震災の時は、

多くの建物が倒壊、炎上する中を無事であった。

東北大震災の時は、

帰宅避難者達の為に社員の判断でロビーを解放し暖かいスープと毛布を配っている。


大きな節目の時に大きな試練が起きる。


ちゃんと神様に試されているのだ。


近隣の被災者への対応が瞬時に成し遂げられたのは

向かうべき方向が明確だからこそ社員が一丸となって行動に移せたの

だと思う。


本の著者は

「世の中の縮図をホテルの中に発見。

時代の流れに相応しながら、常に未来を見つめながら、

独自の発明を出しながら、365日休むことなく動き続ける。」

と締めくくっている。




本を読んだ後、

せめても朝食だけでもゆったりとサービスを受けてみたいという思いが湧き、

中2階にあるフランス料理店「レセゾン」へ行ってみた。


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エッグベネディクトとコーヒー 3,600円 

朝からこの価格ですかっ!


朝のビジネスミーティングでよく利用されているだけあり、

周囲には英語と日本語を飛び交わせているカッコイイビジネスマンばかり。

やや緊張しながら、聞き耳を立てながら、スタッフの所作に学びを得ながら、朝の食事を楽しんだ。


3年前の事だ。



次の節目は、昨年やってきた。


創業130年目の年に、

コロナの流行で海外からの往来が閉ざされてしまった。



苦肉の策で決断したであろう

「帝国ホテルアパートメント」

個人に対して、1室1ヶ月賃貸の不動産契約を一定期間限定で開始し、

世間を騒がせた。
(対象の99室は1日目に予約完了、キャンセル待ち686人というヒット商品となる。)



時代は大きく変化している。

これからの時代を生きる新たな価値感は何か?


よく考え、現実を受け入れ、順応し、行動を起こし、即実行に移すことが

永続し続けている所以なのだと思う。


創業者の渋沢栄一初代会長の思いを引き継ぎ

常にお客様のために何ができるか

我が家のようなくつろぎをいかに提供するか

を考え続けてきた根底にあるものは

日本人ならではの心を尽くしたおもてなしの精神であった。



渋沢栄一会長が辞任の際に残した言葉

「色々の風俗習慣の、色々の国のお客様を送迎することは、大変に苦労なことである。

君たちが丁寧に能く尽してくれれば、世界中から集まり世界の隅々に帰って行く人たちに日本を忘れず帰らせ一生日本を懐かしく思い出させることができる。

国家の為にも非常に大切なことである。精進してやってくださいよ。」


今年、2024年から2036年にかけて全館建て替えすることが決まった。

「さすが帝国ホテル委員会」のさらなる成長が楽しみだ。









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