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さめこめ!鮫島産業女社長のブログ

2020/08/24「お庭の匠」10周年

お庭の匠のホームページを開設してから今年で10年になる。

スタッフが週替わりに掲載しているつぶやき「なんでんかんでん」を読むと、
それぞれの休日の過ごし方や、趣味や、思考などを知ることになり、
その文章の素直な思いに「真実」があるからこそ、
共感したり感動したり興味が持てたりするのだと感じている。

「感性論哲学」を提唱する芳村思風氏の本の中に、
「真理」と「真実」についてこんな話がある。

ある小学校の先生が「雪が溶けたら何になる?」と子供たちに聞いたところ、
ほとんどの子供たちが「水になる」と答えた中で一人だけ、
「春になる」と答えた子供がいた。

手がかじかむ冷たい冬から蕾が花開く待ちに待った春が来るという
ワクワクした気持ちを答えようとしたその子供の解答に、
先生はバツをつけた。

先生がとった行動は、理論的には一つも間違っていない。
雪が溶け出たら水になるというのは「真理」だからだ。
しかし、それは「真理」であって「真実」ではない。

そこにあるのは「自分がいない客観的事実」
だけである。

雪が溶けたら春になると感じるのは、
そこに「自分がいる」のだ。

自分がいてすべてのものを愛せること
そのことこそが「真実 」といえる。

と、氏は述べている。


禅語に「随処作主(ずいしょさしゅ)」という言葉がある。

「いつでもどこでもあなたが"主人公"になればその立っている場所が
「真実」になる。しかしそれは簡単なことではない。

私たちの内なる煩悩や苦悩は、
私自身が人生という舞台の"主人公"であることに迷いを生じさせるからだ。

軸がぶれなければ独楽はいつまでも回っている。

私たちが生き生きと人生を生きる秘訣は、
自分自身の中の"主人公"をはっきりと自覚することである。」


「お庭の匠」の持続に向けて、
これからも自分自身が主人公となり、
感じたままの感性を持って思いのままをつぶやき続けてくれることを
楽しみにしている。




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