2010/08/03 語らう
漫画家 岩明 均 の作品 「ヒストリエ」 の主人公
アレキサンダー大王の図書室官をした実在の人物 「エウメネス」 のセリフが好きだ。
「書物から得た知識の多くが、ほったらかしにしておけばいつまでも 『他人』 なのだが
第三者に解りやすく紹介してみせることで、初めて 『身内』 になってゆく。」
本を読み、それを自分なりに咀嚼して、誰かに伝えることで
自分の 『身』 になり、
知識の 『実』 となり、
やがてそれは 『花を咲かせる』
ということなのだろう。
そういえば、ある女流作家もこんなことを言っていた。
「勉強は、本を読むことと、人と人が会話すること。
この2つを軸にしたらよいと思います。」
見たもの、聞いたもの、それを題材に 「語らう」 事は
自らを成長させることなのだ。
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