2015/03/23サケばあちゃん
子供の頃、母から叱られるたびに
助けてくれたおばあちゃんがいる。
泣いている私の手にお菓子をのせて
「だいじょうぶ、だいじょうぶ。」
と言って慰めてくれた。
私の人格形成は、このサケばあちゃんによって
半分くらいつくって頂いたと言っても過言ではない。
特別なことを話すでもなく、
ただじっと見て、やさしく微笑む。
-言葉の必要のない思い・愛情- を感じた。
なぜ急にこのサケばあちゃんの話をするのかというと
昨年、母が施設を移った所に、
偶然そのサケばあちゃんが入所していたのである。
本当のやさしさ、愛情は言葉など必要ないのかもしれない。
サケばあちゃんは昨年、100才の誕生日を
母と一緒に祝った同じ施設の中で
「おめでとうございます。いつまでも元気で長生きしてください。」
そう祈るばかりである。
宮崎営業所 宮崎園材 池田