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なんでんかんでん

2015/11/16ライティング施工マイスター

㈱鮫島産業 本社   河島康介

平成27年11月5日 「タカショー ライティング施工マスター 研修会」に 参加してきました。
鮫島産業に入社して初めての研修であり、また鹿児島・宮崎、両営業所所長との合同研修でもあるということで、大変緊張感をもって臨みましたが、お二人に引っ張っていただき、また講師の方の説明もわかりやすく、たくさんの知識を得ることができました。
研修で学べたことをまとめます。

① 照明と電気の基礎知識
光速(lm) 照度(cd) 光度(cd)  輝度(cd/㎡) 等、明るさの単位、また直流交流電流等の基本的説明、バッテリーや電極、極性の特徴などを詳しく説明されました。
タカショーのエクステリアライティングはローボルト設計の36V以下の為、電気工事士の免許がいらず施工しやすく、製品は主に12V設計となっています。

② 現場で役立つ思考方法
現場での施工時に、様々な環境がありますが、その中で工夫を凝らしながら工事をします。
しかし、まず基本となる標準的な施工方法を知っておくことで、後のメンテナンスや不具合時において作業しやすくなる効果があります。まずは標準施工を会得しておくことが大切だと理解しました。
思い込み施工や自己流施工、またスキル不足知識不足のままの施工は様々な問題が起こりがちです。施工の手順をしっかりと把握し、作業を進めていくことが大切です。
タカショーエクステリアライティングには、便利な特有の結線器具、ドライコーン、ワンタッチ端子、圧着閉端子、防水型圧着スリーブなど様々な道具があります。それらの道具の利点を把握して結線することが、作業の効率化につながります。
照明に電気を渡すトランス部分をローボルトトランスと呼び、家庭用100V電源ほDC12Vに変換し、照明センサー、タイマー機能に加え電線が結線できるジャンクションボックス機能を搭載しています。また、電線保護管(PF管、EV管)の直接取り付けが可能な優れものです。このトランスを通して、すべてのライトへの電源を供給する機器です。

取り付け位置や電源供給効果を考えながらの取扱いが大切です。

トランスを設置する祭に一番大事なことは、「近・暗・低・切」。
 トランスの近くにランプはつけない。
 1日を通して暗い場所には設置しない。
 水の影響があるので高めの場所につける。
 プラグを切断しない。 の4点です。

様々な条件の中、この4点に気を配りながら設置する重要性を知りました。
ライトを設置する場所は、壁、地中、水中と様々な個所があります。さらに電源コードの配置場所の配慮も大切な工程です。複数ライトを設置する場合の注意点、更にはコードの壁沿いの這わせ方や、人が通る場所への埋め方の方法をよく理解しておくことが重要です。

③ ライティングテクニック
様々な物をライティングするためには、非常に多くのテクニックがあるという事を初めて知りました。
視認性を高めるためのテクニック、
植物を綺麗に見せる為のテクニック、
低い位置からライトを綺麗に当てるアップライトテクニック、
視認性に加え更に安全性も高めるフットライト・パススタンドライトのライティングテクニック、
更に今現在広がりを見せているというシャドーライティング。

ライトの種類に於いては、ワンコアライトとマルチコアライトがあり、シャドーライティングをする際には、ワンコアを使用した方がマルチコアライトよりもより強く効果を発揮出来ます。
ライティングは視認性だけではなく、芸術性、実用性も兼ねたテクニックを織り交ぜていて、一つの作品であると感じました。

④ トラブル発生時の対処方法
トラブル原因は多岐にわたりますが、原因は結線個所からの湿気や水の吸い上げ、結線部分のショートなどがあります。
トラブルが発生した時に大切なことは、いかに効率よく不具合の原因を探し出し、そして適切な対応をはかるかが重要なポイントです。確認の際には、
● 何が(商品名)  
● どうなった(不具合)  
● いつから(不具合が発生した時期)  
● どんなときに(何をしている時に、時間は) です。
不具合を根源から取り除くために、原因場所を的確に探し出す事も重要です。

⑤ メンテナンスの提案
メンテナンスとは「整備・管理維持」のことであり、ライトを設置した後にやるべきことです。メンテナンスすることで、突然起こるトラブルの回避、商品性能の維持、日々成長する庭にあわせての調整ができます。
またメンテナンスをすることで照明器具の交換など新たなビジネスチャンスや、施主様とのコミュニケーションが図られ、満足度向上にもつながることになります。
ライティング施工後も、しっかりとしたメンテナンスプランをたて、効率的且つ定期的なメンテナンスプランをたてる事が重要であると理解しました。


研修を終えて
ほとんど知識がなく、全く未知の世界を覗く気持ちで参加させていただきましたが、まずその世界の奥深さに驚愕しました。
製品の特長から、施工の方法、さらには様々なテクニックまでを細かく学ぶことができました。
研修を終えて思ったことは、まず一度現場に出て実際に施工をしてみたいということです。
大まかな作業方法、工程などは理解できたつもりですが、現場ではその場その場の状況での判断が重要だということで、知識とともに経験も必要だと思いました。
今回、このような機会を与えていただき、本当に感謝したいです。
必ず今後に活かしたいと思います。

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履修レポートより

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