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2016/12/05大阪、ベトナム視察を終えて

                                              鮫島産業本社           河島康介

 

日程     10/22~10/28      大阪~ベトナム

  行程1    10/22   am10:00    大阪伊丹空港着  

モノレールに乗り千里中央~天王寺~なんば~道頓堀 

 

 ●グランフロント大阪~なんばパークスの屋上緑化の視察

 まずグランフロント大阪の屋上緑化を視察しました。 近代的な高層ビルであり、人々が集まる巨大モールでした。以前視察した二子玉川の緑化に似ており、ビルの谷間に閑静な庭が佇んでいる様子です。

 吹き抜け部分を過ぎると、一帯が緑の公園のようになっていて、壁面緑化の緑も青々と茂っていました。 また、大きな鉢状の植木がポイントとなっており都会感を醸し出していました。 

 
 次になんばパークスの緑化を視察しましたが、こちらは時期ということもあり、全館Halloween仕様のスタイルで装飾されていました。 

 遊び心とデザインが溢れており、また緑が深く植物がよく育っているのが遠目からでもわかりました。ビルの建築様態からも感じ取られましたが、造りが角張った感じではなく、あらゆる側面にカーブや曲線が見て取れ、グランフロントとはまた全然違う都会的な洗練された印象を受けました。

 小さな看板ではありましたが、国土交通省から表彰された「屋上緑化大賞」も確認でき、納得した次第です。  

 個人的には、ビルの屋上でありながらまるで山道を登っていくような階段や段々畑のように施されたベンチエリア、さらには窓部分に大胆な緑を垂らし、まるでナイアガラの滝のようにデザインされた壁面緑化に驚き、新鮮な印象を受けました。

 なんばパークスは階によって様々なテーマを打ち出しており、例えばこの階は山、この階は公園、この階は水(せせらぎの杜)など、細かなディテールまでこだわった装飾に感銘を受けるばかりでした。

 
 今回の視察により、このような細かな部分まで目を凝らし拝見すると、たくさんの気付きをもらうことができました。

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 川脇さんに説明を受けたのですが、屋上、壁面緑化に大切な水ですが、どちらのビルも細かく潅水機能が施工されていて、充実の設備で養生されていることを知りました。

 緑化をするにあたり、お手入れはもちろんのことですが、見えない部分での設備施工も大切であることを勉強させていただきました。

 
 鹿児島の方では、屋上緑化に関する商品も出ているとのことなので、僕もまだ深く知識を得る必要があります。特に潅水に関しての情報をより多く知りたいと思いました。

 
 夜はそのまま道頓堀まで足を伸ばし、主要な歓楽街を見て歩きました。

 

 行程2    10/23  関西空港よりベトナムへ出発

 池辺商会の池辺さんと落合い、ベトナム航空よりHo Chi Minhへ。10:40発~15:45着。Ho Chi Minh、タンソンニャット空港にて久しぶりにこうやさんと再会。元気な姿を見る。気温はやはり30℃ほどで夕方でも蒸し暑さを感じました。

 また、噂通りタクシーに乗ると交通渋滞、そして氾濫するバイクで圧倒されました。ベトナムの道を渡る際は、絶対に止まらずそして走らずゆっくりと歩き、向かってくる車やバイクの運転手とアイコンタクトを取りながらタイミングを取ると大丈夫だと池辺さんに習いました。

 この日は視察も無く、このままホテルへ向かい明日に向けての打ち合わせを兼ねて食事をしました。 ホテルの部屋は、まさにRiversideでとてもお洒落なホテルでした。ありがとうございます。

 

 行程3     10/24  am5:00起床。

 池辺商会さんの一番の取引先である、PHUTAIの工場があるクイニョンまで飛行機で飛ぶ。大体1時間ほどで到着しました。空港にてPHUTAIの社員の方の出迎えを受けましてそのまま工場まで移動。

 

 まず、山を切り崩した現場から見せて頂いたのですが、恐らく100m程も掘っているのではないかと言うくらい巨大な石切場でした。底の方に重機や人がいたのですが小さく見えました。

 更にはまだ上の山の方にも、まだ切り出していない岩山が多数見受けられたので、これからもっと生産量は増えていくだろうと言うことはすぐにわかりました。

 
 次に、その切り出しを石達を加工する工場を見せて頂いたのですが、外見だけでも大規模な企業であることがわかりました。

 また、工場に入るための門扉も巨大で電動式の大きなものでした。工場が完成したばかりということで、工場内は意外にとても綺麗でした。

 僕の判断ですが、見ただけでも加工の仕上がりや、製品の梱包状態がとても綺麗で、ベトナム石の仕事が丁寧であるという外聞が本当であると納得出来ました。

 また、工場の外の施工現場を視察させて頂きましたが、御影石の敷石やピンコロのノミ切り加工を大勢の作業員の方々が手作業でされていました。炎天下の下、一つ一つ丁寧にハンマーでの作業風景を見て驚愕しました。

 
 その後、PHUTAIの本社へも訪問させて頂きましたが立派なビルで、また会議室も非常に立派でした。ここの工場だけで400人もの従業員が働いていると聞き、納得しました。

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 24日はその後、別の石材会社の方に工場を案内して頂きました。 こちらの会社はPHUTAIよりも小規模で従業員数も少なかったです。しかし、石の加工はやはり手作業で、こちらも丁寧に仕上げているとの印象を受けました。

 先ほどとは別の工場へ案内されましたが、ここは工業地帯にある工場で、大きな石を、これまた大きなのこぎりで切断する作業をしていました。圧巻の一言でした。

 
 ここの社長さんは、ロックさんと言うのですが、夜は居酒屋風のクルーズ船へ食事に連れて行ってくださいました。

 

 クイニョンはとても田舎だと聞いていましたが、全然そんなことはなく、人口も多かったです。まだ終了してない箇所もたくさんありましたが、それでも幹線道路は広く立派なモノでした。

 
 ベトナムの公共事業はこれからだとは思いますが、それでもどんどん栄えていることを感じました。

 

  行程4   10/25  am7:00起床     8時半にHKのKimさん、Numさんに会う。

 ホテルまで迎えに来て頂き、Numさんの会社、工場、「HK」まで見学に向かいました。

 同行された事務のKIMさんがとても流暢な日本語をしゃべる方なのでとても助かりました。聞くところによると彼女は、日本に興味があるというだけで映画やアニメを見て日本語をマスターしたそうです。信じられませんでした。情熱だけで日本語をマスターしたそうです。本当に上手な日本語で、聞き取りも話し方も全く問題ありませんでした。

 KIMさんのおかげで、視察中、あらゆる質問を投げかける事が出来ました。

 

 Numさんの工場を拝見させていただきましたところ、こちらも丁寧な手作業での石の加工現場を確認することが出来ました。   

 Numさんの会社、「HK」は主にピンコロを作っており、質の良い完成されたピンコロでした。

 前日に工場を視察しましたPHUTAIよりは非常に小さく、家族経営をされているとの事でしたが、従業員は10人ほどおりました。

 余談ではありますが、通訳の役もしていただいたKimさんのお父様は、ベトナムの根深い問題となっている不発弾により死亡したそうです。また、母親も体が弱く面倒を見ているそうですが、さらには妹のさんのお子さんをも、面倒が見れないと言うことでKimさんが預かってあげているそうです。まだまだ所得が低く、生活が苦しいと漏らしていらっしゃったので、社長さんに「給料をあげてやってください」とお願いしてみました。

 

 「HK」の皆様に、丁寧に視察案内をしていただき、石を山から運ぶ苦労や切り出し・加工の大変さ、また創業間もない会社と言うことでベトナムでの会社運営においての苦労そして情熱等々様々な事をお話頂きました。 

 「HK」の皆様が池辺さんに対しての営業情熱を非常に持っていることも肌で感じました。

 

 これも余談になりますが、ベトナムに於いて感心したことがあります。どのお店に立ち寄ってもWi-Fi環境がとても充実していることです。インフラがあまり整備されていないと聞かされていた割に、Wi-Fiについては確実に日本よりも環境が充実しています。日本はこれからオリンピックにかけて、日本中無料Wi-Fi環境を改善しなければならないと思います。

 帰りには、有名なベトナム珈琲店へ連れて行っていただき、そのまま空港へと送迎していただきました。  

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  行程5      10/26 前々日に訪問したPUTAIの支所となる工場へ視察に

 朝8時にPUTAIのDuckさんとWrongさんに迎えに来て貰い、ホーチミンから220km以上離れている支所工場まで視察に行きました。

 
 天候の事を書きますと、やはりベトナムは熱帯雨林と言われるだけ有りとても暑いです。湿度は90%以上ありますが、個人的にはそれほどべとっとした感じはありませんでした。しかし何よりも日差しが強いです。直射日光に当たっていると本当にすぐ痛みを感じるほどの紫外線でした。この日は真っ青な快晴で気持ちが良かったですが、紫外線には要注意です。

 
 この日出会ったDuckさんとWrongさんですが、ベトナム滞在で初めての人見知りの方達でした。視線もあまり合わせて貰えず少しだけ不安になりましたが、昼食を一緒に取り、拙い英語で何度か話しかけるとようやく笑顔をいただけました。

 辿り着いた工場は、PUTAIの支所と言うことで、どれほどのものかと想像していましたが、見た瞬間完全に裏切られました。

 本工場にも引けを取らないほどの規模で、従業員もほぼ同数の方達が休み無く作業されておりました。また、機械もすべて巨大で特殊なタイプも目に掛けました。エントランスには、美しく仕上げられた石達がデコレーションされており印象に残っています。

 
 また、ここで忘れられない場面を見れたのですが、敷石のバーナー焼作業に遭遇することが出来ました。一枚一枚丁寧に慎重な焼動作で、さらに驚いたのですがその作業を小柄な女性がされていました。後に工場長に伺ったのですが、この支所工場にも400人ほどの従業員がいて、見ただけでも分かりましたが、若い従業員が本当にたくさんいらっしゃいました。さらにはその中の3割が女性だと言うことです。

 石の加工というと完全に男性社会だと思い込んでおりましたが、ベトナムは女性の社会進出も進んでいるのだそうです。

 もう一つ付け加えますと、ベトナムでは結婚年齢が非常に低いらしく20歳前後でもう女性はほとんどお嫁に行くそうです。しかし、そのあたりはまだ発展途上国らしく問題も多々あるそうなので、これから徐々に変化していくのではないでしょうか。

 

 池辺さんによると、もっとこのPUTAIとの取引を増やしたいとのことでした。確かに、工場の規模、また作業風景から見てもその意図が受け取れます。

 PUTAIは今更に、車体販売や服飾関係など様々な分野に事業の拡大を広げていて、まだこれから大きくなる企業だと思います。

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  行程6           メコン川、ベトナム戦争跡地等を観光させていただきました。

 様々な体験をさせていただきました。 ありがとうございました。

 

  総括    大阪・ベトナム視察を終えて

 6日間という長期間、この大阪・ベトナム視察に行かせていただいた事に本当に感謝申し上げます。ありがとうございました。時間を最大限使って、たくさんのことを経験し学ばせていただきました。

 
 自社は、造園資材卸業として多数の商品を扱っていますが、その中でも石や砂達は、以前どではないですがそれでもよく循環する商品です。

 その商品が、どのような場所で作られどういう技術をもって加工し、自分の会社まで届くのかをこの目でしっかりと確認できたことは、その商品を売る側に立つ人間としてとても大きな意味を持つと思います。 

 

 今回は、池辺商会の池辺さんに同行という形で行かせていただきましたが、現地での会話や交渉、さらにはその国に於いての立ち振る舞いや国民性の事など、日本にいるだけでは学べなかったこと、体験できなかった事をお教えいただきました。

 そして、共通語である英語を少しでも聞き取れる事、話せるの事が重要であることを知りました。

 このベトナム視察に行かせていただいた事は、今後の人生においても大きな意味を持つと感じます。本当に字の如く貴重な経験をさせていただきました。

 

 僕がやるべき事は、この経験を生かすことです。この経験を糧にして、会社にどれだけキックバック出来るかにかかっていると思います。商品への知識、取引業者との交渉等、さらに自分のレベルを上げて、今後進んでいこうと、そう決心いたしました。

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