2019/05/03ハロー令和
いよいよ「令和元号」が始まった。
平成最後の夜、新年号を祝うために友人と近場のBARへ行った。
元号が変わる日の繁華街の様子や、元号またぎという歴史的瞬間を共有する人々に興味があったからだ。
BARでは、すでに宴たけなわ(賑やかさを通り越して、もはや騒々しいという表現がふさわしい状態)の見知らぬ先客たちから少し離れた席に座り、ソルティードッグを飲みながら静かにその瞬間を待った。
時計が0時を知らせたその時、
イケメンバーテンダーがシャンパンを高々と上げ
「令和元年おめでとうございます!今から皆様にシャンパンのサービスをさせていただきます!!」
このサプライズに、先客達との距離が一気に縮まり全員が「友達」になった。
配り終えたシャンパンを片手に皆で乾杯をし、写真を撮りあい、自己紹介しあい、
大いに盛り上がった。
新元号初の「一期一会」
さらに良い時代にしようと誓いあい、別れを惜しみつつ
閉店時間の1時に、お開きとなった。
ところでこの4日前、夜中に目が覚め、テレビのスイッチをONにしたら、
田原総一郎の「朝まで生テレビ」が始まるところだった。
テーマは「令和時代の天皇と日本」で、
司会進行の田原氏の「令和は命令の令で統制の強化を感じる」
という否定的意見から討論を開始したので興味をそそられ観いってしまった。
田原氏に「令とはどういう意味か?」と質問を向けられた国学院大学講師の高森氏が、
「令」という字は英語訳で「美しい調和」という意味があり、
「最も古い漢字として中国の漢の時代の初期以前の辞書に「令とは善なり」と書いてあります。」と説明した。
これに対して、「巧言令色という言葉があるではないか?」と詰め寄る田原氏に高森氏は、
「それは転訛したもので、令は、令嬢、令夫人、令月も素晴らしい言葉として使われています。」と返した。
次に指名された人も、田原氏の戦略的リードに乗っかりつつも最終的には「令」は確かに美しいハーモニーと英訳されていると述べたので、盛り上がらないまま田原氏は次のテーマ「元号が必要か?」へと進めた。
あまりに静かだったので次の討論が始まる前に私は不覚にも寝てしまった。
(その後、司会進行者でありながら討論者に「黙れ!」などの発言をして、
「討論番組なのに討論できない恫喝番組」との批判を受けたようだ。)
「令和」という漢字の意味を調べてみたら、分かり易い記事があったので紹介したい。
令和という漢字の意味
「令」という漢字の成り立ちは、上半分にあたる「人」と「一」の部分が、大勢の人や多くの物を集めるといった意味を表すのに対して、下半分にあたる「卩」の部分は、集められた人々がひざまずいて頭を垂れている様子を表している。特に、上半分の部分は、王や権威者が神によって与えられた冠の形をかたどっているとも考えられていて、そうした神聖なる権威の前に大勢の人々が自らひざまずいて、神の言葉に敬虔に聞き従う様子から、「令」という漢字が形づくられた。
「令和」という漢字の意味を調べてみたら、分かり易い記事があったので紹介したい。
令和という漢字の意味
「令」という漢字の成り立ちは、上半分にあたる「人」と「一」の部分が、大勢の人や多くの物を集めるといった意味を表すのに対して、下半分にあたる「卩」の部分は、集められた人々がひざまずいて頭を垂れている様子を表している。特に、上半分の部分は、王や権威者が神によって与えられた冠の形をかたどっているとも考えられていて、そうした神聖なる権威の前に大勢の人々が自らひざまずいて、神の言葉に敬虔に聞き従う様子から、「令」という漢字が形づくられた。
神のような超越的な存在によって人々に対して与えられた神聖なる権威と秩序のことを意味する文字として捉えることができる。
「令」という言葉自体が持つ神聖さ、あるいは、美しさや凛々しさともいえるようなイメージからは、「良い」「立派な」「優れた」といった形容詞へとつながる意味も派生していくことになり、例えば、「令人」と言えば、善人あるいは立派な人物のことを意味し、「令嬢」と言えば、高貴な人の娘、あるいは、他人の娘のことを呼ぶ敬称を意味する言葉として用いられことになるほか、「令姿」という言葉は、女性や風景などの美しい姿のことを指して用いられる言葉であると考る。
そして、「令和」という新元号の直接の由来となったとされている万葉集の梅の花の句の序文に出てくる
「初春の令月」の「令月」という言葉も、旧暦の二月の別名のことを意味すると同時に「美しい月」のことを意味する言葉であるように、「良さ」や「美しさ」さらには「神聖さ」といったイメージへとつながる漢字が用いられている。
つまり、「令」という漢字は、「命令」や「規則」あるいは「秩序」といった意味を表す一般的な第一の意味のほかに、「良さ」や「美しさ」さらには「神聖さ」といったイメージへとつながる第二の意味が込められていると解釈することができる。」
「命令」についても紹介したい。
「命は令に口がついた文字で、はじめ「令」と書かれていて「令」は「命」の原型である。
礼冠を著けた人が跪いて、静かに神の啓示を受けている、いわゆる「神職者」のようなもので、その啓示は、神がその人を通じて実現を求めるところの、神意であると考えられる。後に口のような器をそなえて、その祈りに対して与えられる神意が「命」であり「命令」とはもともと「神意」を意味する文字で、後に転じて、君主が意向を表明することを「命令」というようになった。」
そもそもが
「令」という言葉自体が持つ神聖さ、あるいは、美しさや凛々しさともいえるようなイメージからは、「良い」「立派な」「優れた」といった形容詞へとつながる意味も派生していくことになり、例えば、「令人」と言えば、善人あるいは立派な人物のことを意味し、「令嬢」と言えば、高貴な人の娘、あるいは、他人の娘のことを呼ぶ敬称を意味する言葉として用いられことになるほか、「令姿」という言葉は、女性や風景などの美しい姿のことを指して用いられる言葉であると考る。
そして、「令和」という新元号の直接の由来となったとされている万葉集の梅の花の句の序文に出てくる
「初春の令月」の「令月」という言葉も、旧暦の二月の別名のことを意味すると同時に「美しい月」のことを意味する言葉であるように、「良さ」や「美しさ」さらには「神聖さ」といったイメージへとつながる漢字が用いられている。
つまり、「令」という漢字は、「命令」や「規則」あるいは「秩序」といった意味を表す一般的な第一の意味のほかに、「良さ」や「美しさ」さらには「神聖さ」といったイメージへとつながる第二の意味が込められていると解釈することができる。」
「命令」についても紹介したい。
「命は令に口がついた文字で、はじめ「令」と書かれていて「令」は「命」の原型である。
礼冠を著けた人が跪いて、静かに神の啓示を受けている、いわゆる「神職者」のようなもので、その啓示は、神がその人を通じて実現を求めるところの、神意であると考えられる。後に口のような器をそなえて、その祈りに対して与えられる神意が「命」であり「命令」とはもともと「神意」を意味する文字で、後に転じて、君主が意向を表明することを「命令」というようになった。」
そもそもが
「命令」イコール「統制の強化」ではないことになる。
それでは「和」についてはどうだろう。
安倍首相の言葉
それでは「和」についてはどうだろう。
安倍首相の言葉
「一人一人の日本人が明日への希望と共にそれぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいとの願いも込め「令和」に決定いたしました。」
その言葉通り「和」は、
その言葉通り「和」は、
「戦争の無い平和な時代を目指す」であり、
国民が皆、「和を持って尊しとする」を意識することなのだろう。
改めて心に落とし込み新しい元号の時代を楽しみたいと思う。
会長 鮫島 恵
改めて心に落とし込み新しい元号の時代を楽しみたいと思う。
会長 鮫島 恵
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